島田市及び島田茶業振興協会のお招きにより「島田とお茶のジオストーリー」を講演して来ました。
全国に名を馳せる静岡島田のお茶。それは何故盛んになったのか？お茶栽培に好適な立地だったとも言えるし、逆にそれしか出来ない土地であったからとも言える。
巽所長が大井川扇状地の成り立ちから解き明かしました。その秘密は背後の南アルプスが今も急速に隆起し続けていることにあります。先日のブラタモリでは言及されなかった地球活動のダイナミックスが詳らかになりました！

また翌日は地元の旅行業者さんたちと共に、お茶の生産者さんや生産地そしてお茶のミュージアムを視察するモデルツアーに参加しました。
どこまでも続く緑の茶畑。これが新緑の季節を迎えるとどんなに美しいだろうか。
生産者さんが淹れてくれた深蒸しかぶせ茶の美味しいこと。
中條景昭像のある高台に登り、昨日ジオストーリーで語った地形を眺めながら、この風土と人々の営みがつくったお茶の良さ、お茶の文化を伝えて行きたいとの思いを強くしました。

なお、講演の模様はYouTubeジオリブ研究所公式チャネルで見ることができます。ぜひご覧ください。