活動報告

「地域ものがたるアンバサダー〜ジオリブ公開講座その1鳥取・大山編」無事終了しました!

2022年06月29日

6月25日「地域ものがたるアンバサダー」の公式プログラム「ジオリブ公開講座その1鳥取・大山編」を敢行してきました!

第1部は巽所長の基調講演、第2部は水先案内人さん達も加えたパネルディスカッションで、WiFi設備のない会場でのハイブリッド配信という、かなりのチャレンジ?で見事に撃沈しました(泣)

しかし、事務局には「新しい視点、発見が多く、面白かった!」という感想が多く寄せられているとのことでホッとしています。

公開講座後は水先案内人の一人、國吉さんの農場をご案内いただき、大山で一泊。翌日は大山の酪農家山下ファームさんを訪問したり、大栄西瓜の選果場でその大規模感に驚愕したり。

その様子はNHK米子支局が取材し、翌々27日のニュースで放映されました。

 

この公開講座のテーマは「黒ボクと砂丘〜耕作不適土との闘い」でした。鳥取の風土を象徴する大山と鳥取砂丘。大山の火山灰由来の黒ボク土は植物の栄養となるリンを固定してしまい、作物は根から吸収しにくい。一方、砂丘は文字通り砂粒だけで構成されており、窒素などの栄養分を含む土がない。どちらも本来、耕作には不適な土壌なのです。しかし今や鳥取は「大栄西瓜」や「大山ブロッコリー」、また「鳥取砂丘らっきょう」などGI(地理的表示)登録もされた有名ブランドを代表格とした農業立県。そこには人々の耕作不適土との長い闘いの歴史がありました。アンバサダーさんたちはこの闘いの歴史を深掘りし、鳥取の魅力を伝えるジオストーリーに磨き上げてくれることと期待しています。