活動実績

「地域ものがたるアンバサダー~美食地質学×第2のふるさとを巡る旅~」事業

概要

「地域ものがたるアンバサダー ~美食地質学×第2のふるさとを巡る旅~」は、県外から選出されたアンバサダーが地域の方々の営みに共感し、交流しながら、地域の「ものがたり」を見出し、発信する活動です。一過性の観光ではなく、地域との継続的な関わり合い(関係人口の創出)を目指し、「美食地質学」の視点を取り入れながら、地域の隠れた資源や食文化と地球の歴史の関係性を紐解いていくことを特徴としています。活動期間中は、アンバサダーが各県を訪問し、地域の人々(水先案内人など)と出会い、共に地域の魅力を深掘りし、SNS等で発信しました。

ジオリブ研究所の役割

本事業は、令和4年度観光庁が推進する「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業に採択されたもので、「日本海3県アンバサダー推進協議会」が事業を実施しました。この協議会は、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)、富山県、福井県、公益社団法人福井県観光連盟、鳥取県、株式会社JR西日本コミュニケーションズ、ジオリブ研究所合同会社が共同で参画しています。中でもJR西日本、JR西日本コミュニケーションズとジオリブ研究所が事務局機能などの中核を担いました。

期間と経過

20226月から20233月にかけて実施されました。アンバサダーの募集は202266日に行われ、東京、大阪をはじめ各地から応募した合計20名が選出。年間を通じて、各アンバサダーは46回程度現地を訪問しました。

成果

本事業を通じて、アンバサダーは富山県・福井県・鳥取県の日本海3県各地を巡り、「美食地質学」や地域のジオストーリーを学びながら、地域の人々との交流を深めました。これにより、参加者の多くが地域への愛着を深め、「第2のふるさと」を見出すことに成功しました。観光庁のアンケート結果では、モニターツアーやイベントなどに参加して「大満足した・満足した」と答えた人が94%に上り、「第2のふるさとがほしい」と回答した人も56%に達するなど、関係人口創出への高い効果が見られました。また、地域側にとっても、アンバサダーからの新たな視点や情報発信を通じて、地域の魅力再発見や活性化に繋がる成果が得られました。

参考サイト