2024年2月16日に開催された、島原半島ジオパーク協議会主催「ジオガイド養成講座」でオンライン講演会を行いました。

協議会様のご承諾によりその講演の全容をYouTubeのジオリブ研究所公式チャンネルで公開しました。

巽所長は前半では直近の24年年初に発生した能登半島地震の原因やメカニズムを詳細に解説しています。ニュースなどで言及されているように、能登半島の地下に存在する流体（水）が原因であることは間違い無いとしつつもその水がどこからきたものなのかについて自説を述べています。後半では、九州では中央構造線とマントル上昇流の活動によって引張と横ずれの応力が働き、別府島原地溝帯周辺に正断層、横ずれ断層が発生しているとし、能登半島地震とのメカニズムの違いについて説いています。全体として日本列島に起こる地震のメカニズムに関する包括的な理解や地域によっての違いがよく分かる講義になっていると思います。ぜひご視聴ください。