前日は敦賀入りして敦賀気比神社へ。当日は朝から「お水送り」の現場である鵜の瀬と神宮寺へ。

お水送りの水とは実は「水銀」であり、東大寺二月堂のお水取りと対をなすお水送り行事に秘められた大和朝廷と若狭豪族の権力闘争が後に御食国を成立させる要因となった。若狭湾という地形の固有性に加え、更に様々な仮説と事実を巧みに組み合わせながら巽さんが語る驚くべきストーリーに興奮を隠せませんでした。

公開講座に先立って行われた試食会ではへしこ、小鯛笹漬け、へしこなれ鮨、酔っ払い鯖など若狭の美味が豪華ラインアップ。

若狭の食文化の奥深さを目と耳と頭と舌で堪能した一日でした。